コロナ禍明けの2022年4月、友人がベトナムでバイクの免許を取りたいのだがどうすればいいか悩んでいたので、それじゃあ私が手伝うよというと、友人はかなりの迷惑になるのではと最初は断りましたが、結局私も興味があったので私の嫁と一緒にお手伝いをすることになりました。友人は現在は50ccのオートマバイクを乗っているので免許は不要なのですが、いろいろな理由で排気量50~175ccのバイクが乗れるA1免許を取得したいとのことでした。その理由を聞いてみると、「50cc未満のバイクはパワーがない」「50cc未満のバイクは売っている種類が少ない」「今後50cc未満も免許が必要になる」「50cc未満のバイクは二人乗りができない」・・・などなど。最後の「二人乗りができない」というのは本当なのかよく分かりません。ちなみに街中でみんなが乗っているほとんどのバイク、バイク屋さんで販売しているほとんどのバイクは排気量50~175ccのバイクで、この種のバイクはA1免許でカバーできます。
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A1免許取得の手続き・申し込み~実技試験~免許受取り
その0:日本の免許の書き換え
まず、日本の免許を書き換えないとA1免許取得の法規試験が免除になりません。友人は既に日本の普通免許を書き換えたベトナムのB1(普通車の免許)を持っていたので、あとはこの免許証を持って申し込みをして実技試験を受けるだけ、なんだ簡単だ~と思ったのですが。。。免許書き換えについては他のサイトにて説明していますのでそちらを参照してください。または、書き換え手続きも結構面倒ですし、手続き中に様々な不愉快な思いをするかもしれませんので、そういう目に遭いたくない場合は、代行業者を使ってください。
その1:免許センターで申し込み
まずはB1免許証を持って免許センターに行きます。免許センターは複数ありますが、今回は以下のTrường cao đẳng nghề số 7, Văn phòng ghi danh に行きました。ここは試験場の隣にあります。中に入ると申込書の種類が複数ありますが、分かりづらく、聞こうにも窓口が多くて誰に聞いていいのか分かりません。さらに時間によっては混んでいて窓口ではあまり丁寧な説明をしてくれません。スタッフの態度が高飛車で少々不愉快。そのうちにセンター内をウロウロしている補助してくれる一人の女性が声をかけてくれました。彼女が一応説明してくれますが、料金についてはどうもはっきりしません。これは、色々なケース、オプションがあるためだと思います。申込用紙を提出後に写真撮影し、希望する試験日を選びます。写真はここで撮影しますので不要でした。


その2:免許センターの施設で健康診断
次に健康診断をします。健康診断を行う医師がこの施設内にいますので他の病院に行かなくてもよくこれは便利でした。センターの人の指示に従って健康診断を行います。私たちは、健康診断は視力検査だけかと勝手に考えていましたが、意外にしっかりやるので驚きました。話によるとベトナム人は外国人と比べて簡単だそうです。視力検査のときは担当眼科医がアルファベットが書いてあるボードを指して「どこでもいいから読んでください。」というので友人は適当に見えるところを読み始めました。すると眼科医「ちょっと視力が弱いなあ。」友人がどこを読んでるのか分かってるのかかなり疑問です。さらにアルファベットの発音は日本語とベトナム語で違うので大丈夫かなあと不安に感じましたが、どうやら大丈夫なようでした。結果がOKであったので次に行きます。ここは写真撮影不可なので写真はありません。
その3:試験場にて練習
申し込み後の2、3日後にセンターから連絡が入り無料練習日が伝えられます。友人は普段はオートマバイクに乗っているのでギア式のバイクに慣れていません。このため、この無料練習に参加することにしました。聞くところによると、この練習は必須ではありませんので不要な方は行かなくてもいいそうです。無料練習当日に会場に行ってみると30人くらいでしょうかたくさんの人が集まっていました。彼らは皆、試験日が近い受験者だそうで、それぞれ各人が2回コースを本番試験と同じ条件で回れます。その際に試験官が色々アドバイスをくれます。外国人も数人見かけました。


名前を呼ばれて私の友人が出発しコースをまわります。最初の練習で友人は、何度も足をついてしまいコースから外れてしまいました。これは、意外と難しいのでは?特に8の字コースが難しいようです。二回目も同様です。これはもっと練習しないといけないと思い、帰る前に追加で有料練習をしました。料金は80,000ドン/30分、結構高いのではと思いましたが、試験に落ちては意味がないのでしょうがないかと。30分間は4、5人で試験コースを自由に回りますが、難しいのは8の字コースなのでみんなこのコースに集中します。意外とコースの幅が狭くてちょっとでもタイヤが白線を踏むと減点されます。私もやってみたかったのですが、友人の練習時間を奪っては申し訳ないのでやりませんでした。
この日はそれで終わりましたが、後日違う有料練習の案内がきます。この有料練習は試験コースを10回まわれます。料金は160,000ドン。結構高いなあと思います。友人が行きたいというのでまた嫁を連れてついていきました。前述の無料練習もそうですが、いろいろルールがあり指導員から指示があるのでベトナム語が未熟な外国人が一人で行くのはハードルが高いです。さて、会場に着くと先日の無料練習よりも少々参加者は少ないようです。名前を呼ばれるたびにコースをまわること10回、1時間くらいかかったでしょうか。途中、一度名前を呼ばれるのを聞き逃してしまい、最後に1回やらせてもらいました。何回もまわっているうちに友人も段々上達してきました。さて、次は本番試験です。
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その4:実技試験本番
実技試験本番は朝早くから集合して(私たちは早めの6時半ころ行きました)、受験票を書き提出します。受験票には写真を貼付する箇所がありますが、不要でした。しかしここでの待ち時間が長い。。。扇風機が少ししか回っておらずこの日は雨上がりでなんとも湿度が高い。ようやく全員が受験票を提出し終わり、その後は実技試験会場へ移動して試験前の最終練習をします。確か2回くらい回れたと思います。その後、法規試験会場へ向かいますが私の友人は法規試験は免除なので実技試験会場に残ります。法規試験は30分くらいで終わり、みんなが実技試験会場に戻ってきます。さて、いよいよ実技試験が開始されます。


何とも言えない張り詰めた空気、みんなが注目する沈黙の中、一番の人が出発します。いきなりコース間違い、落第です。一番目の出発は何か緊張するんですね。その後はどんどん出発してすぐに緊張した空気はなくなります。私の友人もなかなか順番が回ってこずに完全に緊張感がなくなります。そんな中ようやく名前を呼ばれて実技試験開始。はっきり言って私は五分五分じゃないかと思ってました。受からなかったらいったいどういう話をしようか考えていたくらいでしたが、何と友人は減点なしの100点で余裕の合格。すごい!本番に強いのか?
この記事を読んで私も受けようかと思った方、安心してください。ちょっと練習すればだれでも受かりますし、落ちでも何度でも再試験があります。最後に私の友人の言葉「この年になって試験を受けるとは思わなかったけど、いい思い出になった。またやりたい。」もう受かっちゃったので残念ながら試験は二度とできません。

その5:A1免許発行
試験合格者は帰る前に書類にサインをして免許証受取証を受取り帰宅します。免許が発行されるのは20営業日後だとのことです。結構長いなあ。免許が発行されると免許センターから連絡がきて、自分で免許センターまで出向き受取ります。免許証受取証は受け取るときに必要です。
最後に
終わってみれば簡単に見えますが、ベトナム人受験者でさえ戸惑うことが多く、さらに免許証発行までの工程が長いです。外国人が一人で申し込みから実技試験までを行うのはかなりハードルが高いと思いました。今回は(というかいつもか)私の嫁が大活躍でした。
以下に、参考までに地図を載せました。
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